「ゼロエミッション東京戦略」は2050年CO2排出実質ゼロに向けた脱炭素社会に向けた取り組みだ。
それに伴い、バイクの各メーカーのEV化も進められている。
Hondaは2040年に新車は全てEVとFCVにすることを発表し、Kawasakiは35年までに先進国向けの主要車種をEVやハイブリッド車に切り替えると発表があった。
そんな激動の時代へ突入することになるバイク業界で、あの『漢カワサキ』のイメージが根強いKawasakiの新社長に初の女性が就任したことは驚きだった。
しかしこの記事を読むと、桐野氏が今後のかじ取りに必要な人材で、適材適所な決定だということがよく分かった。
こだわりの強い頑固者が支えている部分と、世の中のニーズをキャッチし、こだわりとニーズをつなげる部分、その両輪がなければ「らしさ」を売りのブランド会社は走り続けることができない。
新しいマーケットをつくり出しシェアを広げていくには、こうした実績のある女性経営者はジャンヌダルクのように映り期待値も上がる。
私はこれまでKawasakiのバイクには乗ってこなかったタチだ。
なぜなら、その『漢カワサキ』のイメージが私のような「なよなよライダー」を受け入れてくれなさそうだったからだ。
きっと、硬派な部分は継承しつつ、もっと受け入れやすく窓口を広げてくれると期待している。
まだオーナーになるかどうかは決められないとこれなので、まずは一度Kawasakiをレンタルバイクして乗ってみよう。